ドローンによる目視点検

ビルや橋脚など構造物調査、点検において目視点検は最も基本的な方法です。

目視点検を行うことで、特徴的な変状により劣化や損傷の原因をある程度推定でき、最終的な判断を下す時にも重要な資料となります。

現状の方法としては足場やゴンドラ、ロープアプローチなど人よる近接目視点検が行われています。

人による近接目視点検は見るだけではなく触れることも出来、必要であれば打音検査まで行うことが可能です。ただし、費用の問題や作業時間の問題、高所の作業になるので危険な作業と言えます。

現在、ドローンで何処まで目視点検が可能でしょうか?

もちろん触る事や打音検査は現状では出来ません。(打音検査の出来る機材は試作されています)

あくまでも目視点検になりますが下に映像のサンプルを掲載致しますがそれぞれ110m離れた場所からの映像、もう一枚は200m離れた場所から実際にドローン搭載カメラによる映像になります。

取得画像には一切加工や拡大しないでそのまま掲載してます。

このカメラは30倍の光学ズームと6倍のデジタルズームで180倍ズームのカメラになります。

ただ、通常の可視カメラに比べますと画像はかなり粗くなっております。特にデジタルズームは荒くなってしまいます。

実際にデーター所得する場合、100mも離れることはなく、遠くて30m通常は10m位離して撮影することになります。

110m離れた場所から撮影(拡大や加工なし)

200m離れた場所から撮影(拡大や加工なし)